巷にはロジカルシンキングなどの講座が開催されているが実はまともな理系大学卒生であれば論理思考などはそんな講座などを受けずとも無意識に出来ていると思っています。
みな時間をかけて考えた末に回答までたどり着いており,それは理論解と近いものであるがどうしてそのような思考回路になっているのかまでは考えられていない状態なだけだと思っています。
受験の数学は公式の組みあわせなど論理思考の先に解けていくものに近いと思っていますが私が受験の頃に数学を解くとっかかりとしてはピンと「こう解いていけばよいのでは?」とひらめくところがきっかけで色々進めていくことが多くありました。
このころは思考に型があるなどを知らないまま繰り返しの演習を通して論理思考をできるようになっていたのだと思っています。
物事の道理を論じる事が論理なので回答が一つある数学をまともに考えていたら理論解の近いところまでたどりつく思考プロセスは身につくはずである。
そんな感じで何度もトレーニングする中でなんとなくの論理思考の型が自分の中で出来上がっていったのだと思います。
しかし,自分の思考の中では様々な試行錯誤や要らない情報も含まれており,答えを出すまでに時間がかかるし再現性が見えにくくなっている。
書籍などで論理思考の型を学ぶという事は論理思考の骨子のみを取りだしたエッセンスを載せており,驚くほどに単純に表されている。
実は私たちの思考の中でも多くの追加情報や無駄な思考があるがそんな中でも書籍に乗っているような論理思考のプロセスは踏んでいってるのである。
従ってよりシンプルに物事を考えられるようになって最短ルートでの問題発見解決のプロセスを踏む思考を行うためには自分の思考の中でどの部分が余分だったのかを振り返ることが大事だと考えております。
思考の整理をする事でこれまで余分だったことなどが見えてくるのだと思う。