大学院生日記

常に自分探しの旅

慈善団体があるべき姿

これもまたボローニャでの話。

ボローニャのサンペオトローニ教会の辺りが最も広い広場になっていてそこに麻薬更生の支援金を募っている団体がありました。

そこの客引きがしつこく,自分が一度止まると片言で「私は元々薬物やっていた悪い子でも今は辞めたいい子」って言ってきてそのような若い子を更生させるために頑張ってますと英語で話していました。

ここまでは良かったです。

でも公式かも分からなかったですし,学生の身分で寄付できる程お金の余裕もないので払えないと言ったら,自分の紫色の長袖を引っ張って「服かっこいい」と言ってきます。

ありがとう、でも払えないです。というと

「でも服すごくかっこいい」って返事が返ってきます。

自分の紫色の服を見てお金ありそうと思ったのかかっこいいといわれたら嬉しいだろうという事でその発言だったのかは分からないですが慈善団体たるもの無理な客引きやその慈善活動の魅力を伝えるのではなく,容姿を褒めてお金を集めようとする姿勢がどうなのだろうと疑問に思いました。

そこでせめて公式である事を証明するためにその人の顔写真,ネームプレートと会社名を控えて,5€だけ払おうとした。

そうしたら10€だったり20€としつこく言ってきたのでやっぱり払うのやめると言ったら5€でいいよと言われ,払いたくもないと思いつつ払いました。

ちゃんと最後にはレシートを頂き,終えました。

後々その団体を調べるとちゃんとした公式の団体であったみたいなので自分の払ったお金が無駄にはなっていない事が分かって安心しました。

どうしても助けたいという気持ちから来ている無理な客引きなら関心出来るが慈善団体にも関わらず悪い口コミが多いというのはやり方に問題があると思う。

慈善団体たるものもっと活動の魅力を伝えてお金を集めてほしい。

これは自分だけの思う理想でしょうか。