大学院生日記

常に自分探しの旅

知らないは偏見を生む

先日,テレビを見ていて「これだから韓国人は嫌いなんだよ」と言っている親族が居ました。

ニュースの一記事だけ観ていて数人の韓国人がトラブルを起こしただけなのに韓国人全体に嫌気を感じていた。

どうやら昔から韓国人が嫌いみたいで韓国人を避けてきたみたいです。

どうして嫌いなのかを聞くと愛想が悪くて相手の事を考えていないとの事でした。

ここは自分の解釈になりますが愛想が悪い=目が細い,早口=ハングル語のイメージから来ていると思っています。

でも昔からの韓国人嫌いが故に接点も無く,これまで実際に韓国人と話した事はないそうです。

韓国人に対する憎悪,憎しみ,ヘイトなど全部が偏見から生まれていた事に気づきました。

私が浪人している時に名古屋駅でどの国かは忘れましたがアジア系の人に対するヘイトスピーチを集団で行われていた事を覚えております。

私はこれまで旅行を通して様々な地域の人と話してきましたがどこの人もみんな温かくて,見た目は全然違いますが同じ人間,お互いに共感する事も多くあると感じました。

大学在籍時には韓国人の友人がいて一緒にご飯を食べてテレビを見たりしました。

韓国人はむしろ親日の人が多い気がしていて日本人には特に親切にしてくれます。

このように偏見とは知らない事から来ます。

果たしてあの時,名古屋駅ヘイトスピーチをしていた人たちは実際にその国の人と話したことはあるのでしょうか。

しかし世の中の事全部知れる事もまた不可能です。

従って大事な事は知らない事について話す場合には自分が偏見を持っているという事を認識する事だと思います。

経験した事が無いのに口達者に語る人は自分が偏見で話している事に気づいていません。

色々な経験を妨げないように知らない事に対してはフラットに考えて謙虚に学んでいく事が大事だと思います。