大学院生日記

常に自分探しの旅

人それぞれ異なる基準

教授と話していてここまで出来たらいいよねというゴールを示される事がある。

自分が研究室から入った当初からそのゴール、ずいぶん手前に設定されているように思っている。

もちろん教授が自ら研究を行った際にはもっと早く進めていたと思うので学生向けに基準を設定しているのだと思う。

しかし、能力や性格、それに伴い生じる基準は人それぞれ違う。

そして基準を提示する人の能力や考え方、それに伴い生じる基準もまた違う。

ある人は何十年その道でやってきたその人自身が進められるペースを基準としている場合もあれば、どんな能力の低い人でも達成できるように基準を低く設けている人もいる。

それらのような基準に素直に合わせていたらいい事がない。

自分の能力を超えるほど高い基準を目指すとただ苦しいし、自分では簡単に超えられる基準を目指すとせっかく成果を出せる可能性を捨ててしまう。

押さえておかないといけないのは自分のスペックと設定されてる基準のレベル感だと思う。

私の教授の基準は一般的に大学院に進む学生の研究の進捗スピードである。

しかし私は昔から自由研究などの模索を行い、斬新なアイディアを出す作業が得意でした。

よって研究に関して一般の大学院生と比べると自分の活躍の場であると考えていた。

そして自分の基準に従って動いた結果、教授からは1年半でやれたらいいなと思っていた内容を1年でやってくれたと褒めてくれたのだった。

このように人それぞれ、自分が最も快適に進められる基準があるので周りと自分の基準を捉えていく必要がある。

自分の基準を平均よりも高く保て、やりがいも感じられる内容、これが自分が活躍できる可能性が高い分野でもあるのかなと思ってます。