大学院生日記

常に自分探しの旅

進めようと思えば進む研究

私は4回生の頃、研究に全力に取り組み論文になるほどの成果を上げました。

しかし、昨年研究を行うために進んだ修士課程になったにも関わらず、全然上手く結果を出す事が出来ず、つい最近まで結果を出す事出来ませんでした。

学会発表などの場では4回生の頃の過去の栄光をぶら下げて何度も同じような発表をしました。

そしてここ2か月程、修士に上がってから何も進まない事に対する危機感を抱き再び夜10時近くまで研究室に残って作業する事が増えました。

実験などもこれまでよりも集中して時間などを厳密に守るようになりました。

そして上手くいかなかった事は試薬や使用する器具などから根本的に変えるような工夫をしました。

その結果、これまで一年間ずっと見えないと悩んでいた現象が見えるようになりました。

振り返ると昨年は本気で結果を出そう、研究を進めようと思って実験した事なかったなと思いました。

報告会前に発表する内容を作る為の付け焼刃の実験では何も上手くいかないんだなと思いました。

思い返したら自分はいつも上手くいかなかった時には時間をかけ、様々な側面から考え、そしてそれでも上手くいかない場合には根本的に手法などから大変革を起こし解決してきました。

だから修士課程の低たらくは自分が目の前の課題から目を背け続けた結果だと思います。

大学院生は研究が本業ですから自分はその本業を疎かにしてました。

自分に足りないのは今何が重要か、優先順位を付ける力、そして優先順位が高いものに関しては意地でも進める意思だと思う。