大学院生日記

常に自分探しの旅

一方で自分の欲しかったものが手に入った経験

ゆういつ自分の思い通りになった事があって,それは高校受験でした。

自分は中学の頃,部活に熱中していて本格的に勉強を始めたのは中3の夏でした。

そこで勉強にシフトするわけですがもうすでに手遅れ。

内申点は長期にかけて積み上げるもので勉強も3年分の内容が溜まっている状態でした。

そこで何とか良い高校に進みたいと思い,平日は8時間の自習,休日は13時間程頑張る生活を半年続けました。

狙うは偏差値72程の私立高校で,周りにも無理と思われていたかもしれないが何とか合格を勝ち取った。

自分にとっては出来すぎていた数少ない出来事の一つでした。

自分は偏差値の高い高校に入ったら東大や医学部に行けると思っていたし,勉強で順位を付けられる高校や受験において偏差値の高い高校はカーストがめちゃ高い誰からも羨望のまなざしを向けられる対象だと思っていた。

しかし入ってみると背伸びして入っているため勉強に関しても成績や順位が上がらず, 自分が中学の頃に頑張っていた部活よりも勉強を頑張る学校だったため,そのギャップから毎日苦しい3年間を過ごしました。

そしてまた高校選べるなら他のところ行ってみたいなという事をずっと思ってた記憶があります。

こんな感じで欲しいものが手に入ったとてそれは思い描いていた理想とは程遠いし,進学校に入ったことにより周りからの期待や負けてはいけないという無駄なプレッシャーを背負う事になった。

やはり自分の「欲しいもの」は手に入らないから美しく見えるのだと思った。

一方でやっぱり手に入って苦労した事に関しても結局は納得いくように世の中なっているとも感じる。

大学入ってから様々な事に精力的に取り組めて,様々な場所でリーダーを担ったりしようと思えたのは,自分のできない事を簡単にできてしまうもっともっとすごい人が世の中にはいる事を知れて,かつそれがどのくらいの水準なのかを知れたのは偏差値トップの高校に入れたからこそだなと思っている。

人が成長するというのは階段を一つ登った先でまた壁に当たり,そしてそれを超えて次の段に上がっていく過程の事を言うのではないかと思う。