大学院生日記

常に自分探しの旅

いつまでも謙虚に

学会で表彰される際に実際にお話したコメントになります。

私は大学4年生から修士課程前期までわずか3年という短い期間でしたが生体の分野で研究に携われて良かったと思っています。

この3年は研究を進める上で研究の楽しさ,大変さを学んだこともありますがそれ以上に自分と向き合う重要な期間でした。

研究室に入りたての頃は私は精神面でとても幼くてすごいムラのある性格でした。

研究を始めたての頃は3か月間朝早くからよる遅くまで休まずに研究をやっていてすごい研究も進んだと思えば,半年間実験を一回もせず研究室にも必要最低限しか来なくなってしまいました。

担当教員にも何度も叱られました。

自分としては3年という限られた時間の中でなるべく多くの事を学び,経験をしたいと考えていたにも関わらず当初のようにどうして頑張れないんだろうと考えていました。

そして気づきました。

いつの間にか謙虚さを失って傲慢になっている事を。

初めの頃,頑張っていた時期に自分はひょっとしたら出来る人なのではと思っている側面がありました。

そして成長し続けていくためにはいつまでも何歳になっても謙虚であり続けることが大事だと思っており,今はこのことを胸に止めて日々生活しています。

このように色々学びのある自分の研究生活を支えてくださった先生,研究室のメンバー,学会等の運営の方々には改めて深くお礼を申し上げたいと思います。