大学院生日記

常に自分探しの旅

大事な仲間を傷つけた経験

私は大学生活を通して様々な事に挑戦して勉強も頑張ってきました。

それは成長したい、自分の能力を高めたいという気持ちから来てますが、これは浪人中の経験が大きく影響してます。

それは自分の言葉によって相手を傷つけ、不登校にしてしまった経験です。

浪人は大学受験で臨む結果が得られずに勉強を余分に1年する為の期間です。

勉強が生活の中心とはいえ、その前後の時間で自分の人生について考えたり、友達と話したり浪人でしか得られない経験も多くあります。

そんな中、予備校に入校すると私は一人の女性と知り合いました。

その人は石川県出身で単身赴任の父の寮から名古屋の予備校まで通っている人でした。

従って友達がいるはずもなく、ずっと一人でいました。

そして志望大学が同じという共通点があり意気投合し、仲良くなりました。

あまり長々と話す仲ではありませんでしたが授業前後の休憩時間に話す距離感でした。

そして秋口に入り、浪人性も現役生の追い上げに対して焦燥感にかられる時期にその人は勉強のやる気が出ない、日本史の成績が良くない、志望校を下げようかなと若干の投げやりで自分に話した事がありました。

その際に強めの口調で「甘えじゃないのか、やろうと思えば全然出来るだろ」と言いました。

この時、自分は他人に怒れるのが優しさだったり引っ張って行こうと思って言ったつもりだったのですがこれが逆効果になってしまい、その人を3週間程不登校にさせてしまいました。

信頼してくれているから話してくれた悩みだったにも関わらず、相手の境遇や気持ちを理解してあげられませんでした。

相手は私とは違って休憩時間に話す友達もおらず、実家から離れたところから1時間も毎日通学して、そんな中で焦燥感にかられる浪人生の秋のさなかにいる。

私は自分の言葉で相手を不登校にさせてしまい、後悔と苦しい気持ちになりました。

「どうしてそのようなきつい言い方をしたのか、他の言葉をかけられたのではないか」

そんな風に考えてその状況で自分が選択した未熟さを恨みました。

これほど他人を傷つける事はつらいのだなと感じました。

そしてこの経験から他人が傷つくくらいなら自分が傷つく方がましだとか成長して多くの視点を持てるようになりたいという自分の根底にある考え方にたどり着きました。
従って人を変えるのではなく自分が変わるだったり、多くの挑戦をし、知識を蓄える事で早く成長したいといつも思ってます。